ナイキの『NIKE AIR MAX 95』や、リーボックの『Instapump Fury』といった誰もが知る名作が牽引し、社会現象にもなったハイテクスニーカーブーム。NBA人気に伴う『AIR JORDAN』シリーズの流行。90年代は、現在でも愛され続けているスニーカーが数多く生まれた。90年代にオリジナルが発売されたモデルの復刻、当時流行ったモデルのアップデートバージョンのリリースなど。今でもスニーカーシーンにおいて90年代的なものは色濃く残っている。今回は「BILLY’S ENT」プレスの佐藤敬太(さとう・けいた)さんに、大人に履いてほしい”90年代を感じるスニーカー”を5足紹介してもらった。
■KEITA’S SELECT 1
VANS
AUTHENTIC 44 DX
各8500円(税別)
ヴァンズが設立された1966年、ファーストモデルとして登場した『AUTHENTIC』は、ブランドの歴史を語るうえで欠かすことのできない名作。創業当時、カリフォルニア州アナハイムにある工場で作られていたモデルを忠実に再現したのが、このアナハイム ファクトリー コレクション。
佐藤さん:アナハイム ファクトリー コレクションの『AUTHENTIC』は、「BILLY’S ENT」のエクスクルーシブモデルになります。10オンスのキャンバスアッパー、ブルーのピスネーム、少し黄味のあるソールなどが特徴です。インソールにウルトラクッシュを採用し、履き心地は現代的にアップデートされているのもポイントです。『AUTHENTIC』は、個人的に90年代によく履いていたモデルなので、今回のラインナップに入れさせて頂きました。
■KEITA’S SELECT 2
ADIDAS
CAMPUS
各1万4000円(税別)
1970年代初期にリリースされたバスケットボールシューズ『TOURNAMENT』の後継モデルとして、1983年にリリースされた『CAMPUS』。登場は80年代ながら、1990年に入りビースティ・ボーイズが着用したことで人気に火がついたため、90年代を象徴するモデルのひとつに挙げられる。
佐藤さん:ビースティ・ボーイズが履いたことで90年代に人気があったモデルです。ヴィンテージブームの影響もあって、古着屋にもいろいろなカラーの『CAMPUS』が並んでいました。上質なピッグスウェードのアッパーは、高級感があります。どんなボトムにも合わせられますし、シンプルで飽きもこないので、ブラックの『CAMPUS』は一足あると凄く便利だと思います。
■KEITA’S SELECT 3
PUMA
SUEDE IGNITE
1万1000円(税別)
1968年にオリジナルが発売された『PUMA SUEDE』。音楽やスケートといったカルチャーとも密接につながりながら、ファッションシーンで愛され続けているモデル。そんな『PUMA SUEDE』のミッドソールに、クッション性と反発性を両立した最先端素材イグナイト フォームを採用したのが、『SUEDE IGNITE』だ。
佐藤さん:アディダスの『CAMPUS』同様、90年代にも人気があったコートシューズ『PUMA SUEDE』の進化版。最新のランニングシューズにも使われているイグナイト フォームを採用したことで、クッション性と軽量性が高まっています。2018年には50周年を迎えるので、『PUMA SUEDE』は今年の下半期あたりから、グッと注目度が上がりそうです。そういう意味では先取り感もありますね。
■KEITA’S SELECT 4
NIKE
AIR WOVEN PRM
1万6000円(税別)
2000年に誕生した『AIR WOVEN PRM』が、抜群の柔軟性と快適なフィット感を備えて待望の復刻。スリップオンスタイルで着脱がイージー、伸縮性に優れたマルチカラーのアッパーは通気性も高いので、夏の足元に最適。シンプルなコーディネートのアクセントにもなってくれる。
佐藤さん:オリジナルのリリースは2000年なので、正確には90年代ではないんですが、90年代のスニーカーブームを通った人ならおそらく知っていて、懐かしく感じるモデルなのではないかと思います。上品なデザインのショーツやスラックスと合わせて裸足で履くと、大人っぽく履けそうです。
■KEITA’S SELECT 5
GRAVIS
CLAYMORE CORDUROY
各7800円(税別)
1998年にアフタースノーボードをコンセプトに登場したグラビス。『TARMAC』『KONA』『RIVAL』『CENTURY』といったモデルが人気となり、ブレイク。90年代の終わりから、2000年代の初めにかけて大きなブームとなった。近年、人気を牽引したモデルが復刻されたことで、再び注目を集めている。
佐藤さん:この『CLAYMORE CORDUROY』は、「BILLY’S ENT」のエクスクルーシブモデルになります。「BILLY’S ENT」がグラビスに別注をかけたのはこれが3度目。ヴィンテージの古着にインスパイアされたもので、太畝のコーデュロイをアッパーに採用しています。90年代のストリートカルチャーを感じさせる雰囲気に仕上げてあるのもポイントです。
■問い合わせ先
BILLY’S ENT TOKYO SHIBUYA(ビリーズ エンター トウキョウ シブヤ)
電話:03-5466-2432
http://www.billys-tokyo.net/
転用元/グノシー
https://gunosy.com/articles/RWndY