2017.10.11

どんな着こなしも地味にならない小技3選

メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第132回目をよろしくお願いします。
夏はおしゃれをしようにも地味になりがちです。しかしまた地味にならないようにと色や柄を取り入れると今度は子供っぽくなりすぎてしまう。このどうしようもないジレンマを簡単に解消する方法は「小物」です。
ショップスタッフさんやおしゃれな人も同じように無地Tシャツにデニムなど「ごくごくシンプル」な着こなしをしているのに、なんか印象が違いますよね。あの差も実は小物にあるんです。
「小物なんてどうせ小さい面積で目立たないし後でいいや」と思う人が男性ではほとんどだと思いますが、少なくとも夏だけは違います。使うアイテム数が極端に少なくなる夏シーズンにおいては「小物」の重要度がグッと上がるからです。アウターもマフラーも使えず「トップス・ボトムス・シューズ」など最少要素で構成できてしまう夏に味付けするには小物しかありません。むしろ夏は下手にTシャツやカットソーを買い漁るよりも小物に投資したほうが賢い。Tシャツ&デニムのシンプルスタイルも「小物次第」で生まれ変わります。そして小物は実は選べば格安アイテムでも十分満足できるのです。

▼無地Tシャツ&デニムのシンプルスタイルでも地味にならないわけ

まずはこちらお手本スタイル。無地Tシャツにデニムの極端なくらいシンプルなスタイルですが、決して「地味な印象」には感じないでしょう、これが小物の力です。小物は確かに面積こそ小さく目立ちにくいものも多いですが、「重要箇所」に置くべき小物を心得れば印象を激変させる効果が期待できます。
まず心得るべきは、「目立つ先端箇所に小物を置く」という鉄則。洋服の先端、体の先端は視線が止まりやすく目立つ部分です。例えばTシャツの先端である「首元」「裾先」「袖先」。ボトムスの先端である「足首」「腰元」。頭の先端である「頭」「靴」。この先端箇所に小物を置くようにすると地味な印象が一気に解消されます。
上の画像で目立つものは下記の小物です。
・腕元に飾る時計やブレスレット
・首元に飾るサングラス
・腰元に飾るメッシュベルト
これら先端部分は目立つ箇所であるがゆえ「面積の小さい小物」であっても十分な効果が期待できるのです。

▼イタリアンレザーのメッシュベルトを「ちらり」と垂らす

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1353579
●レザーメッシュベルト2990円(+税)
例えばメッシュベルト。メッシュベルトは通常のベルトより少し長いものを選び、先端を垂らしてあげるといいでしょう。イタリアの伊達男などは、スラックスの腰元からちょろりとメッシュベルトの先端を見せた着こなしを好みます。シルバーアクセサリーよりも自然で、かつレザーの鈍いツヤ感が大人な印象を与えられるもの。「地味」の解消にももちろん役立ちます。
ユニクロのレザーベルトは一頃からイタリアンレザーにアップデートされて艶の具合は高級ブランドと比べても見劣りしないほど。使い込むとさらにテカりは強くなりますので一本買って使い倒すのがオススメです。上の画像で使っているメッシュベルトもユニクロのものです。

▼ネックレスより自然なサングラスの首かけ

●ウェリントンフォールディングサングラス1500円(+税)
「首元」はトップスの先端というだけでなく、顔が近く極めて目立つ部分。ここにネックレスなどを配置するのもいいのですが、どうしてもネックレスってギラギラしたデザインのものが多く、ホストのような印象が強くなっちゃいますよね。もちろん市場にはいいネックレスもたくさんありますが総じて高価なものばかり。「夏の地味解消」のためだけに買うのも気が引けます。
そこでサングラスをかけてみましょう。ネックレスより自然で抵抗もないはず。アメリカ人のごとくレイバンをネックに引っかければちょっとしたアクセントに。「地味」の解消に役立ちます。レイバンは高いですがユニクロが出している「レイバンもどき」なら1500円。これで十分すぎます。

▼ブレスはヘアゴムでもイケる!! 600円で手に入る!!

●Revo. ネイティブコンチョ ヘアゴム626円
そして腕元。半袖になると露出され目立ちやすい腕元は放置厳禁。何もつけてない手首はことさらに寂しく感じるものです。時計は普段から使っているものがあるでしょうが問題は逆側。ブレスレットもなかなか高価なものが多いですが、ぶっちゃけヘアゴムで構いません。
ヘアゴムも最近はコンチョがついたアクセサリー用のものがあります。ブレスレットのレザー部分がゴムになっただけです。「ヘアゴム」と言ってもきちんとアクセサリーとしての装飾感はあります。これなら600円ほどで手に入ります。
以上3アイテムでいつものTシャツデニムスタイルが「地味」から解放されます。夏は小物で勝負すべき。ぜひご参考に。

転用元/グノシー
https://gunosy.com/articles/aq2L2